生ゴミ堆肥化出張ワークショップ開催。

先日の事ですが、岐阜県白川町から五段農園の高谷さんをお迎えして、「生ゴミ堆肥化出張ワークショップ」というイベントを開催しました。

五段農園、高谷さんが講師です。

なぁにそれ?という方にご説明差し上げますと、「生ゴミをそのまま捨てようとすると普通は燃えるゴミとして出しますが、生ゴミなので燃えるゴミとしては燃えにくい為、上手く燃やす為にわざわざ重油などを掛けながら燃やしてるんです。その量やその為にかかるお金は膨大な物です。なので生ゴミを再利用する為に、堆肥にしましょう!」という事なんです。

ただし、生ゴミをいきなり堆肥にするのは実はなかなか難しいのです。よく使われている「コンポスター」などでは、結局失敗してなかなか続けられないのが現状です。

今回、高谷さんがご指導してくれる「生ゴミ堆肥化」では、家庭から出る生ゴミを「床材(とこざい)」と呼ばれる資材を使い、混ぜる事で腐らせずにある程度生ゴミをためる事が出来ます(1次処理)。堆肥にする為には、更にこれを水分調整しながら切り返して行きます(2次処理)。今回のワークショップでは1次処理の原理を座学で教えてもらい、午後からは生ゴミを実際に貯める「処理容器」をみんなで作りました。

これはKINOファームで5ヶ月貯めた1次処理品。皆んなにお披露目。

1人1つずつ、処理容器になるボックスを持って作業に入ります。カッターで蓋を切り落とし、金具をつける為の穴をドリルで開け、コーキングをしてから透明パネルを乗せてビス留めしていきます。大人も子供も混じりながら、そして苦手な作業はお互い手伝いながら進めていきました。

コーキング作業。慎重に。

2時間ほどかかって、それぞれの処理容器完成しました!この日の為に予め仕込んでおいた「床材」をお渡しして、今回のワークショップ終了しました。

今日からみんな「生ゴミ野郎!」

これから皆さんに、生ゴミをこの処理容器で貯めてもらいます。たぶん2〜3ヶ月でいっぱいになるので、貯まったらKINOファームに持ってきてもらいます。集まった1次処理された生ゴミを、KINOファームで2次処理をして堆肥化します。出来た堆肥は、皆さんにに安くお分けする予定です。

捨てればゴミですが利用出来れば資源です。捨てられるはずの生ゴミが、少しの手間で堆肥へと変化し、その堆肥は新しい野菜の源となります。この「小さな循環」を、皆さんと少しずつ始めていければと思っています。

今回、ワークショップに参加出来なかった方から、また次回の開催を望む声も頂いています。すぐには難しいかもしれませんが、また次回の開催を企画したいと思っています。ご興味のある方、是非参加してみて下さい!

そして、現在挑戦中のクラウドファンディングですが、残り4日となりました。ふるさとの景色を守る為の取り組みです。宜しければぜひページをご覧頂き、ご支援頂ければと思います。クラウドファンディングページはこちら

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この記事を書いた人

豊田市下山地区にて農業(米・野菜)を営んでいます。
田舎暮らし大好き。田舎で暮らしたいという人を全力で応援したいと思っています。

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