2023 第9話 3月。弥生。春到来。

またまた久しぶりの投稿となってしまいました。気が付けば3月。まだ風が冷たい日もありますが、だいぶ日差しが春めいてきました。
いよいよ本格的に忙しくなってきます。あれもしなければ、これもしなければと頭の中を整理するだけでも大変です。

先日は、昨年倒しておいたクヌギの玉切り作業をしてきました。原木しいたけ栽培の「ホダ木」にします。

春になると、野菜の種まきも始まります。その前に発芽を助けるための「踏み込み温床」を作ります。落ち葉ともみ殻・米ぬかを混ぜて発酵させ、その熱を育苗に利用します。まずは材料の落ち葉集め。

落ち葉を一緒に集めてくれたのは、新人のSくん。KINOファーム期待の新人入社!なんですがじつは彼、ちょっと変わった方法で採用されています。その名も「半農半X」。

「半農半X」とは、農業と他の仕事を組み合わせた働き方で、農業を営みながら、自分のやりたいこと、やりがいのある仕事に携わるライフスタイルのことです。“半X”にあたる仕事としては、農村地域の地場産業への従事を始め、飲食店経営などの自営業、ネット環境を活用したテレワークなど、様々な形態が考えられます。

引用元 愛知県 農業と他の仕事を組み合わせた働き方を紹介するWebサイト「半農半Xな暮らしガイド」を開設しました

以前から、農繁期の忙しい時に人が欲しいなぁとは思っていました。しかし年中忙しい訳ではないので、通年で雇用するという事は難しい状態です。ここがKINOファームの課題でした。そんな中、ご縁があり富士産機㈱の鈴木さんと出会います。
富士産機さんとしては、若くてやる気のある社員がなかなか採用できないという事が課題となっていました。そこで富士産機さんが一大決心をしてくださり、半農半Xでの人材募集を行う事となりました。


1週間のうち、3日間は製造業の富士産機で、2日間は農業のKINOファームで働くというスタイル。基本的には富士産機での採用なので、社保などはもちろん完備です。安定した収入を得ながら、農業にも携わることが出来る働き方です。この条件で募集をかけ面接を行い、採用されたのがSくんです。

農業は未経験なので1からのスタートですが、やる気の感じられる頼もしい若者です。これから規模拡大して法人化も目指すKINOファームにとっても、「人を雇う」という事が低いハードルから始められることは嬉しい限り。僕にとっても新しいチャレンジであると共に良い経験となりそうです!

忙しくなってきますが、安全第一で頑張っていきましょう!
最後の写真は、珍しく姿を現したフクロウちゃんです。

フクロウ(不苦労)であります様に!
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この記事を書いた人

豊田市下山地区にて農業(米・野菜)を営んでいます。
田舎暮らし大好き。田舎で暮らしたいという人を全力で応援したいと思っています。

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