2023年 第14話 田植え完了!
ご無沙汰しております。KINOファームです。
怒濤の忙しさだった5月。なんとか無事に田植えを終える事が出来ました。
今年から田植機が6条植えにバージョンアップ!もちろん中古ですけどね。4条から6条になり、当然スピードアップしましたがいかんせん苗の調子が悪く、詰まったり欠株になったりと散々でした。そこそこの苗にはなりましたが、まだまだ改善の余地ありです。育苗ひとつとってもなかなか難しいです。。。
自分のところで管理する田んぼが3.1ヘクタール。田植えを依頼されて植えたところが1.0ヘクタール。合計約4.1ヘクタールの田植えでした。来年はまた増える予定なので、田植え開始も今年より早めないといかんなと思っている所です。とりあえずは無事に終了してホッとしている所です。
5月13日には、「羽布の里 自給家族」みんなの田んぼの田植え体験イベントも行いました!
最初は初めての田んぼに戸惑いなかなか入れなかった子もいましたが、最後にはみんな楽しんでくれたみたいで良かったです。イベント開催も初めての事でどうなるか心配でしたが、大きなトラブルも無く無事に終える事が出来ました。
「自給家族」は同じ釜の飯を食う、ならぬ同じ田んぼの飯を食う、生産者と消費者を繋ぐ取り組みです。実際に自分でお米を作るのは難しい消費者の皆さんの代わりに、私たち生産者がお米を育てます。自分達の食べるお米は誰が作っていて何処から来るのか。「自給家族」なら作られている場所を見る事も出来ますし、生産者と直接お話も出来ます。皆さんに「自給家族」になってもらう事で、私達の豊かな農地や農村の景色が守られます。
田植えは一段落しましたが、これからは「草刈り」作業が待ち受けています。今は田植え作業で遅れていた草刈りを、毎日ひたすらこなしています。
なぜ田んぼの廻りの草を刈らないといけないの?
景観を保つという事もありますが、草が茂っていると害虫や害獣の住みかとなる事があるので、ある程度は刈る必要があります。
草刈り作業は重労働。これから暑くなってくると更に身体に堪えます。楽に済まそうと思えば「除草剤」という選択肢もありますが、草を枯らしてしまうと畦の強度が落ちてしまい、崩れやすくなります。なので大変ですが、全ての田んぼで草刈りを行っています。
ここから先は、草刈りと毎日の水管理が主な仕事です。早いところでは田植えから1ヶ月経ちました。日に日に成長していく稲を見るのは楽しいです。KINOファームの米づくりは、減農薬栽培の他に有機栽培も実施しています。地域の他の農家さんはいわゆる「慣行栽培」で、うちよりたくさん肥料を与えているのでそれと比べると少し寂しい稲の姿ではありますが、「量より質」、食べた時に「美味しい!」と思ってもらえるお米づくりを目指しています。
最近は梅雨入りで優れない天気が続いていますが、草刈りには涼しくてちょうど良いかも。今年の夏は暑くなるという予報も出てますね。暑さに負けず、とりあえず草刈り作業頑張って行きます!
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