2023 第11話 米作りスタート!

東京の桜は満開になったとニュースで聞きました。こちら羽布の里でも、四季桜やハナモモなど春の花がちらほら咲き始め、春の訪れを体感しています。

いよいよ、本格的に2023年の米作り作業始まりました。まずはトラクターでの畦塗り。畔に泥を塗りつけ、田んぼに水を張った時に漏れを止める作業。今までは畦塗り機を持っている方に頼んでいましたが、今年は畦塗り機を中古で入手!

この大きな円盤で畔を塗り塗りしていきます。

畦塗りは初挑戦。緊張しました。いつもお世話になっているO先輩ご指導の元、機械の微調整もしてもらいなんとか畦塗り出来ました!

ちょっと曲がってますが…。なんとか。

次は育苗の準備。今年から育苗用に借りるビニールハウスがあるのですが、劣化しておりボロボロの状態。使える様にまずはビニールの張り替えです。

経年劣化で破れてしまったハウス。

まずはひたすら剥がして、とりあえず骨だけの状態にしていきます。

まずはビニール剥がして骨だけに。

次はいよいよ、新品のビニールを張っていきます。まずは裾張り、次にサイドの防虫ネットを張ってから、いよいよ幅7メートル、長さ47メートルの天井を張っていきます。自分と奥さん、新人Sと助っ人Tさんの4人で挑戦。折りたたんであるビニールを、まずは屋根の端に乗せてから、展張していきます。

屋根からの眺め。奥の方向へと引っ張っています。

途中、風が吹いて剥がれかけるアクシデントありましたが、なんとか展張完了!まずまず綺麗に張ることが出来ました!良かった!

フィルム張り替え完了!

一般的にビニールハウスと呼称するので、ビニールと書いて来ましたが今回張ったものはポリエチレンのフィルムです。ビニールと比べて軽く耐久性に優れています。その分高価にはなりますが、費用対効果を考えるとこちらの方が良いかなと思います。

フィルム張り替えが完了したら、今度はハウスの中を仕上げていきます。稲の苗は「プール育苗」といって水を張ったプールで育てていきます。まずはプールを作る為に、地面を平らに均していきます。知り合いの土建屋さんからレーザーレベルという高さを測れる機械を借り、地面の高さを測りながら平らに均していきます。高いところは鋤簾(じょれん)という道具を使い、土を削り低い所へ敷き均していきます。これがけっこう体力仕事。なかなか疲れました。

鋤簾で削ったあと、均していきます。

だいたい均し終わったら、最後はプレートコンパクターで締めていきます。完璧な水平ではありませんが、育苗に差し支えの無いレベルにはなってくれたかと思います。作業途中から雨が激しく降ってきて、なぜかハウス内に水が大量に入ってきました。ハウスの外の排水が上手くいっておらず、溢れた水が侵入してきてた様子。途中からは外の溝掘り作業もしました。

手前の機械がプレートコンパクター。

とりあえず今回、ハウス内でプール作ることが出来るかな、という所まで作業終わって少しほっとしました。後は細かな所を仕上げれば完成です!続きはまた後日。

つい先日まで冬の景色だった畑にも、花が咲き新しい草も生えて来ました。昨日の雨のあと、一気に伸びた感があります。いよいよ今年も、草との戦いが始まります。。。春の訪れは嬉しいですが、草の成長だけはあまり喜ぶ事が出来ないです(>_<)

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この記事を書いた人

豊田市下山地区にて農業(米・野菜)を営んでいます。
田舎暮らし大好き。田舎で暮らしたいという人を全力で応援したいと思っています。

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